アメリカの通貨
アメリカの通貨
●支払いスタイル
エスタでアメリカに渡ったら、グルメやショッピングを満喫したい方も少なくないでしょう。ご存じのとおりアメリカの通貨は
ドル($)とセント(¢)ですが、基本的には紙幣が主体。
日本ではレジで精算するときに小銭を出すのが好きですが、アメリカ人は小銭を使うのをあまり好みません。となると、気をつけたいのがチップ。チップを渡すのにも、できれば小銭は避けた方がよさそうです。
また、特に海外では現金をあまり持ち歩かずにクレジットカードやデビットカードを使う方も多いと思いますが、お店に「Cash Only」などと書かれていたら「現金のみ」という意味。カードは使えないので、小さな個人店のようなところでは特に気をつけましょう。
貨幣
アメリカにはドルより低いセントという単位のコインが4種類ありますが、そのすべてにあだ名があるのをご存知でしょうか?
・1セント:Penny(ペニー)
・5セント:Nickel(ニッケル)
・10セント:Dime(ダイム)
・25セント:Quarter(クォーター)
ニッケルやダイムはあまり聞かないかもしれませんが、ペニーやクォーターはよく耳にすることになると思うので、覚えておくといいですね。
紙幣
貨幣と違って紙幣はそれぞれに個別の愛称はありませんが、日本人が戸惑うのが「buck」(バック)という呼び方。ドル単位のことで、「ten bucks」と言われたら10ドルを意味します。非常に一般的な言い方なので、買い物をしてレジで言われても戸惑うことがないようにしましょう。
さらに、「grand」(グランド)と言うともっと大きいドル単位で1,000ドルのこと。3,000ドルのことは3grandだし、10grandと言われたら10,000ドルのことを指します。もちろん、これらのドル単位ではなく皆さんの知っている「dollar」(ドル、複数枚あるときはdollars)という言い方もしますが、正しい発音は「ダラー」なので慣れないうちは聞き取りづらいかもしれません。
なお、「bill」(ビル)という言い方は紙幣とかお札というニュアンスで使う単語です。
会計
レジで会計をする際のお金の数え方もいろいろで、「○○ドルです」と言わずに数字をそのまま並べて読むような言い方をすることもしばしば。たとえば$26.15の会計なら「twenty six fifteen」という具合です。日本ではきちんと単位をつけて読むので最初は戸惑うかもしれませんが、聞き取りやすくて以外にすぐ馴染めるでしょう。
お釣り
アメリカでショッピングを現金精算するときに、お釣りの渡され方に戸惑う日本人は少なくありません。お釣りのトータル金額を一度に渡す日本式と違い、アメリカ式は預かり金額までの差額をカウントしながら返します。たとえばあなたが16ドルの買い物をして20ドル紙幣で支払ったとします。日本の店員なら「4ドルのお返しです」と渡すところですが、アメリカ人は「17、18、19、20」と数えながらあなたの手に1ドル札を1枚ずつ乗せて返すのが一般的。これも興味深い文化の違いのひとつですね。